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FA・産業メカトロニクス

FAソフトウェア開発

三菱電機のFA製品が誇る世界トップクラスの技術力。
三菱電機ソフトウエアは、その中枢となるソフトウェアを開発しています。製品に組み込む基本ソフトウェア(ファームウェア)と、その製品を使いこなすためのエンジニアリングソフトウェア、FAの情報系システムの3つを軸に展開しています。

世界トップクラスの三菱電機のFA製品技術

FAソフトウェア開発

FAの頭脳とも言える基本ソフトウェア

FAの頭脳とも言える基本ソフトウェア

三菱電機のFA製品を制御する基本ソフトウェアを開発しています。
工場の組立て機械からライン設備まで、自動化・省力化のために活用されているコントローラ機器(シーケンサ、表示器)や駆動機器(サーボアンプ、インバータ)。
マザーマシン(工作機械)を高精度に制御するための頭脳になるNC装置。
さらにはメカトロニクス製品(放電・レーザー加工機、ロボット)など、モノづくりのさまざまな分野で活躍しています。

製品を使いこなすためのエンジニアリングソフトウェア

基本ソフトウェアを組み込んだ三菱電機製品。その製品を使いこなすためのエンジニアリングソフトウェア開発を行っています。
また、三菱電機の研究所と連携しながら、NC製品に搭載するインテリジェント機能や3D加工シミュレーション、各種アプリケーションやソリューション提供、機械学習や人工知能(AI) 、ビッグデータの活用にも取り組んでいます。

製品を使いこなすためのエンジニアリングソフトウェア

FAの現場と上位系をつなぐ情報系システム

FAの現場と上位系をつなぐ情報系システム

工場のFA機器をつなぎ、生産現場の情報の「みえる化」と「使える化」を実現させる“e-F@ctory”の開発など、情報系システムのソフトウェア開発を行っています。
そのなかには、部品情報や設計情報を登録・管理する“PDM(Product Data Management)システム”、製品のライフサイクル全般を管理する“PLM”(Product Lifecycle Management)なども含まれます。

三菱FA製品について詳しく知りたい方はこちら

製品についてより詳しく知りたい方は、下記関連サイトをご覧ください。

CAD/CAMソフトウェアパッケージ

CAD/CAMソフトウェアパッケージ

“CAD/CAM”とは?

CAD(Computer Aided Design)は図面を描くための、CAM(Computer Aided Manufacturing)は図面から製品加工するためのプログラムを作成するソフトウェア。三菱電機ソフトウエア株式会社のCAD/CAMはそのふたつの機能を持ちあわせたシステムです。
超硬材や難削材を加工する放電加工機や、平面・立体の板金を加工するレーザ加工機など、三菱電機の加工機を効率良く動かすプログラムを作成します。

CAD/CAMソフトウェアパッケージ

“CAD/CAM”がもたらす可能性

加工現場の課題をCAD/CAMの技術で解決するなど、お客様のニーズにあわせて独自のソリューションを提供しています。
1995年より自社事業を開始して以来の独自開発は、放電・レーザ加工機の開発との連携により製品力を強化。世界的に高いシェアを誇る三菱電機加工機の能力を最大限に引出すソフトウェア製品として、国内外で幅広く三菱電機の製品を支えていきます。

CAD/CAM製品について詳しく知りたい方はこちら

製品についてより詳しく知りたい方は、下記関連サイトをご覧ください。

CC-Linkソフトウェア開発受託

オープンネットワーク“CC-Link”とは?

CC-Link( Control & Communication Linkの略称)とは、三菱電機株式会社によって開発された日本・アジア発&初のオープンフィールドネットワークです。
制御と情報を同時に扱える高速フィールドネットワークを特長とし、普及推進団体としてCC-Link協会(CLPA:CC-Link Partner Association)により2000年に仕様が公開され、現在に至ります。

 CC-Link協会オフィシャルサイトはこちらCLPAリンク

モノづくりからコトづくり(ソリューション)へ

CC-Linkソフトウェア開発受託事業では、ソフトウェアのみ、またはハードウェアを含むソフトウェア開発など、お客様のニーズにあわせて開発を行います。FA技術とIT技術を活用しながら、開発・生産・保守の全般にわたるトータルコストを削減するソリューションを提案し、工場でモノづくりを支える様々なフィールド機器を自由に接続するための周辺ソフトウェアを開発し、モノづくりからコトづくりまで提案します。


  •  
  • CC-Linkは、センサ、アクチュエータ、表示器、インバータなど三菱電機製のFA機器はもちろん、CC-Linkファミリー接続製品とも互換性があり、様々なメーカーの製品が対応しています。
    三菱電機ソフトウエアは、豊富な知識と開発実績でCC-Link対応製品開発をサポートします。


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関連情報

関連技術/技術レポート

  • 「FAソフトウェア開発」に係る技術レポートをご覧ください。
  • 技術レポートに記載の会社名および組織名は、2022年4月1日の経営統合前の名称が含まれます。
  • すべての技術レポートは、下の「その他の技術レポートはこちら」からご参照ください。

MELSEC iQ-Rシリーズレコーダユニットの開発

製造現場は生産性の向上が常に求められている。一方、工場内の設備や装置を構成する機器が多様化しており、装置の高機能化・複雑さが増している。そのため、設備や装置で異常が発生すると、原因究明に時間が掛かり、生産性に大きく影響する。そこで、異常時の原因究明を迅速に行い、ダウンタイムを最小限にする保全業務の重要性が増している。三菱電機(株)では工場の保全業務を全方位的に支援する“トータル保全ソリューション”を提案している。その中で異常時の原因究明を迅速に支援する三菱シーケンサ“MELSEC iQ-Rシリーズ”の“システムレコーダ”を開発した。システムレコーダは、生産設備の稼働状態を“まるごと記録”し、“かんたん解析”することで迅速に異常時の原因究明を支援するソリューションである。シーケンサを始めとする各種FA機器、それらの機器に関連する各種エンジニアリングツールの組合せで実現している。当社はシステムレコーダを構成する中核の機器である“MELSEC iQ-Rシリーズ”の“レコーダユニット”のソフトウェアを開発した。レコーダユニットは、システムレコーダの“まるごと記録”を実現する製品である。あらかじめトラブルの状態を示すデバイス/ラベルデータの条件を設定し、その条件成立前後のデータをタイムスタンプ付きで記録する。
従来からもCPUユニットや高速データロガーユニットによるデータロギングなど記録を行う製品は存在していたが、レコーダユニットはこれらの製品と比べ、スキャンごとの全デバイス/ラベルデータを記録できる点が特長である。従来製品よりも求められる性能が高く、その要求を満たすため、設計上の様々な課題を解決した。本稿ではレコーダユニットのソフトウェア開発上の課題を解決する上での工夫点について述べる。

MITSUBISHI CNCにおける振動切削機能の開発

金属加工のうち、円筒の金属材料を回転させながら工具を動かして削っていく旋削加工において、切削時に生じる切り屑はリンゴの皮むきの様に細長く連続した形になり、材料や工具に絡まりやすくなる。絡まった切り屑を放置すると不良ワークや工具の損傷につながるため一度加工を止めて切り屑を取り除く必要があった。この問題を解決するため、工具に低周波の振動を与えることで加工時に生じる切り屑を細かく分断することを可能とする振動切削加工制御を三菱電機(株)と協力して開発した(特許8件出願)。振動切削加工制御は、金属材料を掴んでいる主軸の回転に同期するよう、工具側のサーボ軸を振動制御することで、図の様に材料と工具が接触しない空振り領域を発生させ、切り屑の分断を可能にしている。切り屑が細かく分断されることで下記のメリットが生じる。
・切り屑が材料や工具に絡まなくなり、不良ワークの発生や工具の破損が減少する。
・材料や工具に絡まった切り屑除去のために加工を止める回数が減少し、生産性が向上する。
・切り屑の受箱が堆積しても嵩張らないため、掃除する頻度が減り、作業効率が向上する。
・切削抵抗が減少するため、チタンやステンレスなど硬い材料の加工にも適する。
本稿では、この三菱CNC装置に搭載した振動切削加工制御機能を開発した際の課題とその対応を紹介する。

GX Works3におけるiQ-Fシリーズシーケンサのパラメータ省力設定に向けた開発

"MELSOFT GX Works3(以下“GX Works3”という)は国際規格IEC61131_3準拠の高水準言語によるプログラミング環境とコンパイラ・デバッガの機能を備え、“書くから選ぶ”をコンセプトに操作性及び部品化・構造化を強化した三菱電機(株)のシーケンサエンジニアリングソフトウェアである。シーケンサは工場自動化(Factory Automation)を実現する制御機器であり、GX Works3が対応するシーケンサには三菱電機(株)のMELSEC i Q-RシリーズおよびMELSEC iQ-Fシリーズ(以下“iQ-Fシリーズ”という)がある。本稿で述べるi Q-Fシリーズは、Ethernetやアナログ、SDメモリカードスロットなど多彩な内蔵機能を備えた小規模・スタンドアロン向けマイクロシーケンサである。また、iQ-Fシリーズは“IoTに使える機能”として製造ライン同士の情報を共有するシンプルCPU通信機能、離れた場所からアクセスするFTPサーバ機能やWebサーバ機能、トラブル対策としてデータロギング機能やリアルタイムモニタ機能なども有しており、製造ラインのIoT化の第一歩を実現することができる製品である。GX Works3では一般的なプログラミングの変数にあたるラベルを使うことができ、プログラムの可読性を高めることができる。ラベルはシーケンサのメモリエリア内のラベルエリアに格納される。i Q-Fシリーズは小規模向けに低コストを実現した製品であり、他のシリーズと比べメモリエリアのサイズが小さい。このため、確保できるラベルエリアも小さく、ラベル使用量増加に伴いラベルエリアの空き容量が不足する頻度が高い。ラベルエリアの空き容量が不足した場合、シーケンサのパラメータを変更することでラベルエリアを増やすことができる。ラベルエリアを増やすには現在のラベル使用量などの情報を収集した上で、複数のパラメータ変更が必要であり、手順が煩雑という課題があった。本稿では、ラベルエリアを増やす場合のGX Works3 i Q-Fシリーズメモリエリアパラメータ省力設定の開発で取り組んだ技術、工夫した点について述べる。

三次元レーザ加工機の新素材加工に対応したCAD/CAMソフトCamMagicTL-Ⅱのデジタルツイン技術開発

三菱電機(株)が開発したCFRP切断用三次元レーザ加工機CVシリーズ(以下CV)は、特殊な機構により従来は困難とされていたCFRPの切断を可能にした三次元レーザ加工機である。CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic)は炭素繊維強化プラスティックという素材で、硬くて軽いという特性を持ち、航空機器や自動車部品などへの需要が高まってきている。しかし、金属素材とは異なる繊維素材であるため高品質に切断することができず、切断する時に発生する煤(すす)が製品に付着する問題があった。CVは高出力パルス発振器によるCFRPの高品質な切断を可能にし、レーザ照射先端にサイドガス噴射装置を装着し、煤を端材側に噴射することで製品の煤汚れを防ぐ機構を備えている。サイドガス噴射方向を制御するための駆動軸(W軸)も装備している。CamMagicTL-Ⅱ(以下TL)は三次元レーザ加工機を駆動するためのNCプログラムをCADモデルから効率よく生成できるため、多くの三次元レーザ加工機ユーザに利用されている。新開発のCVも立体形状のCFRP材を切断するためにTLが必要となる。TLはパソコン上にワーク(加工対象物)をデジタル化した三次元モデル(ワークモデル)と三次元レーザ加工機情報をデジタル化した加工機モデルを持ち、加工経路の生成、治具の作成、衝突検知シミュレータ等の機能を備えている。それらの機能にCVの特徴であるW軸を制御するための以下の対応を行った。
(1)W軸制御処理
製品に煤汚れが付着しないための噴射方向やサイドガス噴射装置と加工対象物との自動衝突回避によるW軸の値を算出。
(2)シミュレーションによるデジタルツインの促進
機械モデルにW軸で駆動するサイドガス噴射装置を加えた衝突検知機能やサイドガス噴射による汚れ範囲をデジタル化することによる製品の汚れ予測、さらにはCV設計時に用いたCADデータを基にした正確なヘッド形状を持つ加工機モデルを備え、それらをアニメーションで表現し、仮想空間での正確なシミュレーションによるデジタルツインを実現。本稿では、このCVシリーズに対応したTLのCAM新技術を紹介する。

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  • 「FAソフトウェア開発」は、顧客ニーズに基づく仕様に合せた個別生産(顧客個別対応)を基本とし、当社技術に対する顧客の高い信頼をもとに、顧客ニーズに対し、直接対応することで業務を遂行します。

  • 「FAソフトウェア開発」は、FA・ファシリティ事業統括部 名古屋事業所がご提供します。

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